こんにちは、ヤギです。
「自己否定が止まらない」
「自己否定がやめられない」
そんな辛い思いをされている方が
いらっしゃると思います。
でも、決してご自身を卑下しないでください。
なぜなら「自己否定をやめる」って
多くの人にとって簡単じゃないからです。
だからね、
「自分はおかしいんじゃないか?」
そんな心配はしなくても大丈夫です^^。
では、なぜ自己否定はやめるのが難しいのか?
それは、至ってシンプルな話でね・・・
「数十年繰り返してきた癖」
それが、自己否定の正体だからです。
ちなみに、
自己否定が「癖」であるなら
あなたは経験則として知っているはず。
そうです。
「癖は直せる」
ってことです^^。
ちなみに、私は20代の頃に
強烈な「貧乏ゆすりの癖」がありました。
でも、今ではその癖は全くございません(笑)
もちろん、
癖の強度は人それぞれだけど、
でも癖というのは反復によって作られる。
ここに変わりありません。
要するに「癖」というものは
繰り返し(反復)によって生まれ
繰り返し(反復)によって消せます。
ということは・・・
「悪い癖」
を消すことはもちろん、それを
「良い癖」
に、上書きすることも可能ってことです。
そこで、今から・・・
自己否定が止まらない癖から
自己肯定が止まらない癖に逆転させる
そんな「嬉しい癖の作り方」を公開します。
自己否定の意味とは?心理学の観点から解説しよう
自己否定をやめる方法を明かす前に・・・
自己否定の正しい意味や原因を
心理学の観点から解説しようと思います。
まず「自己否定」ってね
「ありのままの自分を肯定できない心理状態」
これが、本質的な意味だと理解してください。
その理由は・・・
人間が自己否定感に陥るときの
心理状態は大きく分けて3つだからです。
①:自分を変えたいと思っているとき
②:自分を優劣や善悪で縛っているとき
③:理想の自分とギャップを感じているとき
この3つが、人が自己否定に陥るときの心理状態です。
だから、自己否定の根本原因とは
「ありのままの自分を肯定できないこと」
この一言で表すことができるワケですね。
で、これが分かれば・・・
自己肯定感の高い人とは
「ありのままの自分を肯定できる人」
このように定義されることが分かります^^。
「ありのままの自分」の意味がイマイチ分からない…
そんなモヤモヤ感がある方は
以下の記事を参照にしてください。
自己否定感(自己肯定感)チェック診断
自己否定の本当の意味と根本原因は分かったけど、私の自己否定はどれぐらい深刻なの?
そこで、今から・・・
あなたの「自己否定の強さ」を
チェックする診断方法を公開します。
あなたの自己否定はどれぐらい強いか?
以下にある「8つの質問」に
YESまたはNOで答えてみましょう。
①:自分自身に満足している
②:自分の良いところを複数言える
③:自分の考えには価値があると思う
④:自分の将来(未来)は有望だと思う
⑤:今までの自分は良くやってきたと思う
⑥:自分の意見を他人に伝えることができる
⑦:チャレンジに挑めばいずれ成功すると思う
⑧:失敗した自分を執拗に責めず許すことができる
おつかれさまでした^^。
いかがだったでしょうか?
YESが少なく、NOが多い人ほど、
自己否定が強いと判断してください。
ちなみに、ここで勘の良い方は
あることに気づいたかも知れません。
それは・・・
ありのままの自分を肯定できない人ほど
8つの質問に「YES」と答えられない点です。
何度も言うように
自己否定感が強い人って
ありのままの自分を認められません。
しかし・・・
どうして自己否定の強い人って
ありのままの自分を肯定できないのでしょう?
実は、その原因って1つなんです。
「自己否定が強い」
「自己否定が止まらない」
「自己否定がやめられない」
このような人ってね・・・
「誰かの条件」
これをクリアしないと肯定されない
環境に生まれ育ったことが原因です。
自己否定がやめられない原因は幼少期にあった?
自己否定がやめられない人は・・・
誰かの条件をクリアしないと
肯定されない環境に生まれ育った。
これが原因だとお話しました。
では、誰があなたに条件をつけたのか?
それは、ズバリ「親」です。
強い自己否定感がある人ほど
生後~幼少期(学童期)までの間に
親から「条件つきの愛」で育てられている。
そんな傾向にあります。
このような育て方をされた人は
ありのままの自分を肯定することが
とても困難になります。
それは当然で・・・
肯定されるための条件があればあるほど、
ありのままの自分でいることが
どんどん不可能になっていくからです。
ここで、
以下のような疑問を持つ方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
「私の親は良い人でしたよ!」
「私は兄弟が原因だと思います!」
「私は物心ついた頃から親がいません!」
それなのに、私は自己否定がやめられないんです。親が原因だと決めつけるのは、いかがなものでしょう?
確かに「例外」はあります。
それは以下です。
・災害や事故などの恐怖体験
・いじめなど他人にされた恐怖体験
このような「家庭外の体験」で心が傷つき
強い自己否定感を持った人がいます。
この場合は「例外」だと思います。
ただ、上記に該当しないのに・・・
「私の親は良い人でしたよ!」
「私は兄弟が原因だと思います!」
「私は物心ついた頃から親がいません!」
「でも、自己否定がやめられないんです!」
そんな方は、やっぱり「親」が
要因になっている可能性があります。
その根拠は何かっていうとね・・・
「心の安全基地」
この心理学用語に集約できます。
親が子供の「安全基地」にならないと自己肯定感を下げる!
心の安全基地とは簡単に言うと、
「心の拠り所」
このような意味になります。
そして、小さい子供にとって
心の拠り所は親(母親)になります。
で、子供は親との関わりの中で
「自分は愛される存在なんだ」
そんな”確信”を育てていき、
自分の存在価値を認められるようになります。
ちなみに、
親が子供を”無条件”に愛せば愛すほど
子供はその”確信”を育むことができます。
いわゆる「ありのままの自分」を
肯定できる力が持てるようになります。
ところが反対に・・・
親が子供に”条件”をつける人なら
「自分は条件を満たさないと愛されない」
そんな”確信”を子供は持ってしまいます。
親が条件をつければつけるほど
子供はその確信を強めていくでしょう。
要するに「ありのままの自分」を肯定
できない自己否定感の強い性格になります。
ちなみに「親が子供に課す条件」って
分かりやすいものばかりじゃありません。
例えば・・・
子供が社会的に評価されたら喜ぶけど、子供が社会的に評価されなかったら怒る。
これって、とても分かりやすい
条件付きの愛(肯定)ですよね?
しかしです。
今からお話するようなケースでも
子供は「条件付きの愛」で育ってしまい、
安全基地が脆弱な「自己否定の強い大人」に
になる可能性が高まります。
ケース①:親が共働きで一緒にいる時間が少なかった
この場合、子供は・・・
「自分は大切にされない存在だ」
そんな確信を持つ可能性があります。
また、その環境に順応するため
「甘えてはいけない」
「自立しなければならない」
そんな「条件」を自らに課すことがあります。
その結果・・・
親から無条件に愛された感覚が薄くなり
安全基地が脆弱になる可能性があります。
つまり「自己肯定感の低い大人」になります。
ケース②:親がいつも不幸せそうだった
この場合、子供は・・・
「自分が悪い子だからだ」
そんな確信を持つことがあります。
また、その環境に順応するため、
「甘えてはいけない」
「我儘を言っちゃいけない」
「家の雰囲気を良くしないといけない」
そんな「条件」を自らで課すことがあります。
その結果・・・
親から無条件に愛される感覚が薄くなり
安全基地が脆弱になる可能性があります。
こうして「自己肯定感の低い大人」になります。
このように・・・
親から”直接的に条件”をつけられなくても
親の在り方から”間接的に条件”を付けられる。
そんなケースは多々あるのです。
なので・・・
私の親は良い人でした!
親に対してそんな印象を持っている人でも
自己否定の原因が「親の場合」があるんです。
いいえ!私の場合は、兄弟が自己否定の原因ですから!
確かに、
兄弟間の比較によって「劣等感」を持ち
自己肯定感が低い性格になる人はいます。
ただ、そんな中でも・・・
親が、兄弟を言語や非言語(態度)で
比較することなく”無条件に愛する人”なら、
その環境で育った子は「安全基地」が強靭です。
で、ベースに「強靭な安全基地」がある人は
自己否定がやめられないほどの
強い葛藤に苦しむことはありません。
あるとしたら、前述したように
事故、災害、暴力などと言った
恐怖体験による心の傷が原因です。
私は物心ついた頃から親はいません!
そのような環境で育った方は、
そもそも「心の拠り所」がなかったため
心の安全基地が脆弱になる確率が高まります。
もちろん、親がいない子供でもね・・・
祖父母や従妹、養護施設の先生など
親の代わりになってくれる人がいたら、
その人たちによって、心の安全基地は作れます。
ただ、やはり親がいないっていうのは
心の安全基地が脆弱になるリスクは高まります。
じゃあ、ヤギさん・・・
大人になっちゃった私たちが
心の安全基地を育てるのは手遅れなの?
自己否定をやめられない性格を
変えるのはもう不可能ってことなの?
いいえ、そんなことはありません^^。
私たち大人が「心の安全基地」を成長させ、
自己嫌悪を克服する方法はあります。
止まらない自己嫌悪感を克服!強靭な「心の安全基地」の作り方
自己否定(自己嫌悪)の根本原因は
「ありのままの自分を肯定できない心理状態」
でしたね。
で、ありのままの自分を肯定できないのは
「心の安全基地」
が、作られにくい環境に育ったためでした。
では、大人になった私たちが
今日から「心の安全基地」を成長させ、
自己肯定感の高い存在になる方法とは何か?
それは、あなた自身が・・・
「理想の親」
の役割を果たすこと。
つまり・・・
「無条件の愛」
で、自身を肯定する存在になる。
これが「答え」です。
はぁ!?それができたら苦労しないよ!できないから自己否定が止まらないんだよ!
良く分かります。
でもね、
一番最初に言ったように
自己否定って「癖」なんです。
つまり、
自分を無条件に肯定できる
癖さえつければ自己否定はやめられます。
そこで、今から・・・
自己否定がやめられない人でも大丈夫!
自己肯定する癖がつく3ステップを公開します。
ステップ①:子供時代の自分の「良き理解者」になると決める
ここまで読んでくれた方なら
ストンと腑に落ちるはずです。
子供時代のあなたは・・・
親に愛されたくて「親の厳しい条件」に
懸命に従ってきた。
そんな「けなげな存在」だということを。
そして・・・
今のあなたの自己否定とは
「子供時代のあなたの悲しみ」
なんです。
「〇〇しないと愛してもらえないよ!」
「だから〇〇しないといけないんだ!」
そんな悲しい叫びが「自己否定」という
異なる姿で表れ、あなたに訴えているのです。
つまり・・・
自己否定を「自己否定」と捉えず
自己否定を「子供時代の悲しみ」と捉える。
そう捉えることで・・・
自分の中にある自己否定感が、
「忌み嫌うもの」
から
「理解して寄り添うもの」
に、印象がガラっと変わります^^。
このように「自己否定の意味」を変えることで
自分で自分を「無条件の愛」で肯定できる
マインドセットを持てる状態になります。
ステップ②:自己否定感が出たら自分に「ある言葉」をかける
あなたは、ステップ1で
「自己否定=子供時代の悲しみ」
このような認識が変わったと思います。
このマインドセットを前提に、
もし「自己否定」が襲ってきたら
あなたは自分にこう言ってあげてください。
「あんなに辛い思いをしたから仕方ないよ…」
「辛かったね…本当に良く頑張ったよ…」
ちなみに、この言葉がけは・・・
あなたの「自己否定の原因」となった
過去の出来事を把握した方が実感が高まり、
効果が飛躍的に高まります。
でも、全然分からなくても大丈夫です。
そんな方は、このように言葉がけしてください。
「きっと過去に辛い思いをしたんだよ…」
「本当によく頑張ったよね…」
なお、これらの言葉がけに
正解・不正解はありません。
あなたの「琴線に最も触れる言葉がけ」を
作ることが正解になります。
なので、言葉がけは自由に
オリジナルを作ってみてください^^。
以上の「言葉がけ」をすることで、
あなたは、自己否定の感情に没入して
自己否定が止まらない状態を回避できます。
なぜなら「言葉がけ」によって、
①:自分を理解してあげることで悲しみが癒される
②:自分を離れた所からメタ認知(客観視)できる
この「2つの効果」が期待できるからです^^。
ステップ③:自己否定が止まらなかった場合も同じ言葉がけをする
辛いですが、正直に言います。
条件付きの環境で生まれ育った人ほど、
安全基地が脆弱になっていることが多く
強い自己否定感を止めるのが難しくなります。
そのため「ステップ2」の段階では
自己否定を止めることに失敗して
自分を責めてしまう人もいると思います。
しかし、そんな自分を否定すると
それは「本末転倒」になっちゃいます。
要するに、
自己否定感をさらに強めて
逆効果になる危険性が出てきます。
そこで、
自己否定がやめられない場合は
その後、自己否定が止まったときに・・・
「あんなに辛い思いをしたから仕方ないよ…」
「辛かったよね…本当に良く頑張ったよね…」
このように
「ステップ2と全く同じ言葉がけ」
をしてあげましょう。
そうすることで・・・
自己否定をやめてもやめれなくても
どちらにせよ自分を肯定できます。
そう「無条件の愛(肯定)」です^^。
この言葉がけを習慣にすることで、
あなたはどんな自分に対しても
自己肯定する「癖」が育っていきます。
その結果・・・
そうです、あなたは「理想の親」のように
自分を無条件に肯定できるようになります。
この取り組みを続けることで
あなたの安全基地は少しずつ育っていきます。
心の安全基地の成長に比例して
「ありのままの自分」
を肯定できる性格になっていくでしょう^^。
自己嫌悪が強い人って実はスゴイ人!自己肯定感を高める素敵なお話
自己否定に苦しんでいる方へ・・・
あなたは、絶対に絶対に悪くありません。
はっきり言います。
もし「あなたと同じ環境」で生まれ育てば
多くの人が「あなたと同じ苦しみ」を持ちます。
「人は生まれ育った環境で決まる」
正直、そう言い捨てたくなるほど
幼少期の親(生活環境)の影響は絶大です。
ネグレクト、虐待、ハラスメント・・・
親に「安心安全」を与えられなかった子供は
脳が変形するケースがあることも分かっています。
これは、
安心安全がない環境に適応する
苦渋の防衛反応と言われています。
しかし、それによって脳が悪影響を受け、
・キレやすくなる
・喜怒哀楽を感じにくくなる
・強烈な自己否定感を持ってしまう
そんな性格になってしまうリスクが
高まることも分かっています。
だからね・・・
「自己否定は癖です」
こんな軽薄な表現をするヤギさんって
本当の苦しみを知らない人じゃないの?!
そう感じる方もいらっしゃると思います。
ただ・・・
私は、そんな厳しい環境で生まれ
育った方々にこそ「希望」を持ってほしい。
そんな思いから「癖」という表現をしました。
事実、脳の変形は改善されることも
分かっています。
そして、その改善方法は
「心のケア」
であることも分かっています。
そして、最も有効な心のケアとは・・・
ありのままの自分を肯定する癖をつけ
「心の安全基地」
を少しずつ育てていくこと。
つまり、結局は「癖づけ」に行き着くんです。
※もちろん、人の手を借りることも必要です。
私は思います。
自己否定感が強くても・・・
人よりも辛い体験をしてきても・・・
それでも自分に向き合い心を癒そうとする人。
それこそが「本物の勇者」であり、
人として最も尊敬されるべき人である。
人類は、そんな人を「鏡」に生きるべきである。
私は、本気でそう思っています。
そして、それを教えてくれたのが、
「すばらしき世界という映画」
です^^。
映画の主人公は
困っている人を見ると放っておけない
優しく正義感の強い「三上」という男性です。
しかし、キレやすく衝動的な性格のせいで
社会にうまく適応できず人生の大半を
獄中で生活しています。
ちなみに・・・
彼がそのようなキレやすく
衝動的な性格になった原因ってね、
ちょっとネタバレになるのですが
母親のネグレクトが原因なんです。
でも、三上さんは社会に順応するため
周囲の人々の温かい協力を受けながら、
自分のキレやすい衝動的な性格を理解し
コントロールしようと必死に葛藤します。
残念ながら「ある事情」によって
自己理解と癒しを深めていくことが
できないまま映画は終わります。
※大きなネタバレになるので伏せます。
私がこの映画を見て強く感じたことはね、
どんな不幸な境遇で生まれた人でも
その後に出会った人(情報)によって
自分の「認知の歪み」を変えられること。
そして、もう1つは・・・
自分の心に向き合っておらず
なまじ社会に順応できる「中途半端な人」が
この世を「嫌な世界」にしているということです。
それは、映画でも表現されていますが、
自分の心に無理解な人って
他人の心にも無理解がゆえに
他人を無自覚に傷つけるからですね。
だからこそ、私は思うのです。
強い心の傷に苦しんでいても
自分の心を理解して癒そうとしている人。
このような人こそが、他人にも優しくでき
この世を素晴らしい世界に変えていける人だと。
だからこそ、私は
自分の心に向き合っている方に
少しでも「役に立った」と言ってもらえる
情報発信ができればと思い取り組んでいます。
最後に・・・
もし、自己否定をやめるための順番である
①:自己理解
②:癒し
③:安全基地の育成
この流れをより詳しく知りたい方は
「引き寄せの法則・無料オンラインセミナー」
にご参加ください。
実は「引き寄せの法則」を味方にするには
自分の中にある「自己否定感」に向き合い
手放していく取り組みが絶対条件になります。
なので、ぜひ興味のある方はご覧ください。
それでは^^。
今回の記事の動画版(YouTube)は以下で見れます^^。
ある出来事をきっかけに「心のメカニズム」を探求。その結果、人間には自分の人生を自由に創造できる力が備わっていることに気づく。スピリチュアルや自己啓発ではたどり着かなかい「人生を好転させる本質的な答え」を、主に心理学を交えて解説。根拠と分かりやすさを大切に、全ての人々が確信を持って学び実践できる情報提供を目指しています。
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